※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
車を買うとき、多くの人が最初につまずくのがローン選びです。
「銀行ローンの方が安いって聞くけど、審査が面倒そう…」
「ディーラーで勧められるまま、そのまま組んでいいの?」
「残クレは月々が安いけど、本当に得なの?」
車のローンは、選び方を間違えると総支払額が数十万円変わることがあります。特に2026年は金利が上がりやすい環境になっており、以前よりもローン選びの重要性が増しています。
この記事では元ディーラー営業の視点から、銀行マイカーローン・ディーラーローン・残価設定ローン・自社ローンの違いと、損しない選び方を初心者向けに解説します。

ディーラーで勧められたローンを、そのまま組んでも大丈夫ですか?

手続きは楽ですが、即決はおすすめしません。金利と総支払額を比較しないと、数十万円損することがありますよ。
結論|車のローン選びは「総支払額」で比較する
💡 この記事の結論
① 金利だけでなく「総支払額」で比較する
② 基本的には銀行マイカーローンが低金利で有利
③ ディーラーローンは決算期・特別低金利なら狙い目
元ディーラー営業として正直に言うと、「手続きが楽だから」という理由だけでディーラーローンを即決するのは危険です。
本当に見るべきなのは、次の式で計算する総支払額です。
車のローンは大きく4種類ある
| ローンの種類 | 金利の目安 | 所有権 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 銀行マイカーローン | 年1〜4%程度 | 自分名義になりやすい | 低金利。審査はやや厳しく、手続きに時間がかかる |
| ディーラーローン | 年3〜9%程度 | 信販会社・販売店になることが多い | 手続きが簡単。審査は比較的通りやすいが金利は高め |
| 残価設定ローン | 年4〜6%程度 | 信販会社・販売店になることが多い | 月々は安いが、総額・返却条件に注意 |
| 自社ローン | 表向き0%のことも | 販売店になることが多い | 審査に不安がある人向け。手数料込みで実質割高になりやすい |
金利だけを見ると銀行マイカーローンが有利になりやすいですが、ローン選びは金利だけでは決まりません。
審査に通るか・いつまでに車が必要か・所有権が誰になるか・途中で売却できるかまで見て判断する必要があります。

同じ車を買うのに、ローンの種類でそんなに違うんですか?

違います。金利差が数%でも、借入額が大きいと総支払額はかなり変わりますよ。
銀行マイカーローン|総支払額を抑えたい人向け
銀行や信用金庫などが扱う、自動車購入向けのローンです。
銀行マイカーローンのメリット
①金利が低め
2026年時点でも銀行系マイカーローンは年1〜4%台で案内されているものが多くあります。
📊 金利差でこんなに変わる(300万円・5年・元利均等の目安)
| 金利 | 利息総額の目安 | 総支払額の目安 |
|---|---|---|
| 年2.0% | 約15.6万円 | 約315.6万円 |
| 年6.0% | 約48.0万円 | 約348.0万円 |
※元利均等返済での概算。実際の金額は金融機関により異なります。
同じ車・同じ借入額でも、金利が2%と6%では総支払額に30万円以上の差が出ることがあります。
②所有権が自分になりやすい
将来売却するときや乗り換えるときの手続きがスムーズです。
③借り換えに使える場合がある
ディーラーローンを高い金利で組んだあとに、銀行ローンへ借り換えて利息を抑えられる可能性があります。
④車種や販売店の自由度が高い
購入先を比較的自由に選びやすいです。
銀行マイカーローンのデメリット
①審査がやや厳しい
年収・勤続年数・他の借入状況・信用情報などを見られます。
②手続きに時間がかかる
仮審査・本審査・書類提出・融資実行まで時間がかかることがあります。
③ディーラーとの商談と別管理になる
銀行審査の結果や融資実行日などを自分で管理する必要があります。
ただし総支払額を抑えたいなら、この手間をかける価値は十分にあります。
ディーラーローン|手続きの簡単さが魅力
車を購入する販売店で申し込むローンです。
ディーラーローンのメリット
①商談と同時に申し込める
銀行へ行く必要がなく、担当営業が手続きを案内してくれます。
②審査結果が早い
状況によっては、その日のうちに結果が分かることもあります。
③値引き交渉と一体になりやすい
「このローンを使ってくれるなら、ここまで値引きできます」という商談は実際にあります。
ディーラーローンのデメリット
①金利が高め
一般的に年3〜9%程度の範囲で、車種や販売店・信販会社によって差があります。
②所有権が信販会社や販売店になることがある(所有権留保)
売却や乗り換え時に、所有権解除の手続きが必要です。
③月々だけ見ると高い総額に気づきにくい
必ず支払総額・利息総額・ボーナス払い・手数料を確認しましょう。
元ディーラー営業の本音|ディーラーローンには利ざやがある
ここは正直に言います。ディーラーがローンをすすめる理由は、単にお客さんのためだけではありません。
信販会社との契約内容によっては、ローンを組んでもらうことでディーラー側に手数料や利益が出ることがあります。だからこそ、ローンを使う前提で値引きが出ることもあります。
これは悪いことではありません。お客さんにとっても、手続きが簡単で審査が早く、値引きが出るならメリットがあります。
ただし大切なのは、値引き額と利息額をセットで見ることです。
⚠️ ここが落とし穴
ローンで10万円値引きが増えても、銀行ローンより利息が30万円高ければ、総額では20万円の損です。
逆に、特別低金利キャンペーンならディーラーローンの方が有利になることもあります。だからこそ、比較せずに即決するのが危険なのです。
残価設定ローン(残クレ)|月々を抑えたい人向け
数年後の車の価値(残価)をあらかじめ設定し、その残価を差し引いた金額を分割で支払うローンです。
300万円の車で5年後の残価を100万円と設定した場合、残りの200万円部分を中心に支払うイメージです。
残クレのメリット
- 月々の支払いを抑えやすい
- 3〜5年で乗り換えやすい
- リセールが高い車種(アルファード・ランドクルーザー・ジムニー等)では相性が良い
残クレのデメリット
①総支払額は高くなりやすい
残価部分にも金利がかかるため、通常ローンより総額が高くなる場合があります。
②走行距離制限がある
超過すると追加精算が発生する場合があります。
③返却時の査定がある
傷・へこみ・修復歴・内装の汚れなどがあると、追加費用が発生する可能性があります。
④所有権が自分ではない
| ⭕ 残クレが向いている人 | ❌ 残クレが向いていない人 |
|---|---|
| 3〜5年で乗り換えたい | 長く乗り続けたい |
| 月々の支払いを抑えたい | 総支払額を抑えたい |
| 走行距離が少ない | 年間走行距離が多い |
| 車をきれいに使える | ペット・子ども・アウトドアで汚れやすい |
| 定期的に新車へ乗り換えたい | 自由にカスタムしたい |
残クレは「安く買う方法」ではなく、「月々の支払いを抑えて新車に乗る方法」と考えた方が正確です。
残クレの仕組みや落とし穴はこちらで詳しく解説しています👉
残価設定ローン(残クレ)のメリット・デメリット|仕組みと落とし穴を元ディーラー営業が解説
自社ローン|審査に不安がある人の最終手段
中古車販売店などが独自に分割払いを用意する仕組みです。

自社ローンは「金利0%」と書かれていても、総額が安いとは限りません。手数料や保証料、車両価格への上乗せまで含めて確認してください。
自社ローンのメリット
最大のメリットは審査に通りやすい場合があることです。過去にローン審査で落ちた人でも、販売店独自の判断で利用できることがあります。
自社ローンのデメリット
- 表向き金利0%でも手数料が高い
- 保証料が上乗せされる
- 車両価格が相場より高い
- 所有権が販売店になる
- 選べる車が限られる
「月々いくら払えるか」だけで決めず、必ず総支払額を確認しましょう。自社ローンは、銀行ローンやディーラーローンが難しい場合の最終手段として考えるべきです。
損しないローンの組み方

ローンで損しないコツは、商談前に準備することです。ディーラーに行ってから考えるのではなく、銀行の仮審査や今の車の査定額を先に確認しておきましょう。
①金利ではなく総支払額で比較する
車両本体価格・オプション・諸費用・値引き額・下取り/買取額・金利・利息総額・手数料・ボーナス払い・残価設定額まで含めて、総支払額で比較しましょう。
銀行ローンの方が金利は低くても、ディーラー特別金利+大幅値引きの方が総額で有利になることがあります。逆もまた然りです。
②銀行の仮審査を取ってからディーラーへ行く
「銀行で年2.5%の仮審査が通っています」と言えると、ディーラー側もローン条件を出しやすくなります。
ディーラーローン金利を下げる・値引きを増やすといった交渉につながることがあります。
③決算期・特別低金利キャンペーンを狙う
車種限定で年0.9%・1.9%・2.9%といった低金利キャンペーンが出ることがあります。特に決算期・新型車発売時・モデル末期では条件が良くなることがあります。
ただし、対象車種限定・期間限定・残クレ限定・指定オプション装着条件などがある場合があるため、必ず条件を確認しましょう。
④借り換えも選択肢に入れる
すでに高い金利でディーラーローンを組んでいる場合、銀行マイカーローンへ借り換えることで総支払額を下げられる可能性があります。残高が多く、残り期間が長いほど効果が出やすいです。
2026年の金利動向に注意
2024年以降は日本銀行が政策金利を引き上げる流れになり、2026年も金利上昇が意識されやすい環境です。
マイカーローンの多くは変動金利です。変動金利の場合、契約後に金利が上がる可能性があります。
これからローンを組む人は、固定金利か変動金利か・金利の見直しタイミング・繰上返済の可否を確認しておきましょう。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 固定金利 | 契約時の金利が返済終了まで変わらない | 返済額を安定させたい人 |
| 変動金利 | 市場金利に応じて金利が変わる可能性がある | 低い金利で借りたいが、上昇リスクも理解できる人 |
ローン審査に通るためのポイント
①頭金を用意する
頭金は、できれば車両価格の2〜3割を目安に用意できると安心です。
- 借入額が減る
- 利息が減る
- 月々の返済額が下がる
- 審査で有利になる
- 残債割れを防ぎやすい
②複数のローンに一気に申し込まない
ローンの申し込み履歴は信用情報に記録されます。短期間に複数申し込みがあると、「資金繰りに困っているのでは」と見られる可能性があります。比較は大切ですが、正式な申し込みは慎重に。
③他の借入を整理する
カードローン・リボ払い・スマホ分割払いなどが多いと、返済負担が大きいと判断されることがあります。申し込む前に、不要な借入やリボ払いは整理しておきましょう。
④住宅ローン予定者は要注意
車のローンがあると、住宅ローン審査で返済負担率に影響し、借入可能額が下がる可能性があります。マイホーム購入を予定している人は、車をローンで買う前に住宅ローンへの影響も考えましょう。
ローンを組む前に「今の車を高く売る」
今の車を高く売れれば、その分を頭金にできます。頭金が増えれば借入額が減り、利息が減り、月々の支払いが下がり、残債割れのリスクも下げられます。
車の買い替えでは新車値引きばかりに注目しがちですが、実際には下取り・買取額の差の方が大きいこともあります。
新車値引きが5万円増えても、下取りが20万円安ければ、トータルでは15万円の損です。
買い替え前には、ディーラー下取りだけでなく買取査定も比較しましょう。
高く売って頭金を増やすコツはこちら👉
車の買い替え時期はいつがベスト?損しない判断基準を元ディーラー営業が解説【2026年版】
車を買い替えるタイミングは保険の見直しどき
車種が変われば保険料も変わることがあります。
見直すべきポイント:車両保険を付けるか、運転者年齢条件・限定、使用目的・年間走行距離、ネット型保険にするか
同じ補償内容でも保険会社によって保険料が変わることがあります。まずは一括見積もりで比較するのがおすすめです。
ローン別|向いている人まとめ
| ローンの種類 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 銀行マイカーローン | 総支払額を抑えたい人 | 審査・手続きに時間がかかる |
| ディーラーローン | 手続きを簡単にしたい人 | 金利が高めになりやすい |
| 残価設定ローン | 月々を抑えて新車に乗りたい人 | 総額・走行距離・返却条件に注意 |
| 自社ローン | 審査に不安がある人 | 手数料込みで実質割高になりやすい |
車のローン選びチェックリスト
| チェック項目 | 確認 |
|---|---|
| 金利だけでなく総支払額で比較したか | ☐ |
| 銀行ローンの仮審査を確認したか | ☐ |
| ディーラーの特別低金利を確認したか | ☐ |
| 残クレの走行距離制限を確認したか | ☐ |
| 残クレの返却時査定条件を確認したか | ☐ |
| 自社ローンの手数料込み総額を確認したか | ☐ |
| 所有権が誰になるか確認したか | ☐ |
| 固定金利か変動金利か確認したか | ☐ |
| 頭金を用意できるか確認したか | ☐ |
| 今の車の買取額を確認したか | ☐ |
まとめ|車のローンは「月々」ではなく「総額」で選ぶ
銀行マイカーローンは低金利で総支払額を抑えやすいです。
ディーラーローンは手続きが簡単で審査も早いですが、金利は高めになりやすいです。
残価設定ローンは月々を抑えやすい一方で、走行距離制限や返却時の査定・総支払額に注意が必要です。
自社ローンは審査に不安がある人の選択肢になる場合がありますが、手数料込みの総額を必ず確認してください。
元ディーラー営業としておすすめする流れは、次の通りです。
① 今の車の買取相場を確認する
② 銀行マイカーローンの仮審査を取る
③ ディーラーでローン条件と値引きを確認する
④ 金利・値引き・下取り・手数料を含めて総支払額で比較する
⑤ 無理のない返済額で決める
特に今の車を高く売れれば頭金を増やせます。頭金が増えれば借入額が減り、利息も減ります。
ローンは車を買った後も数年続く支払いです。商談中の勢いで決めず、必ず総支払額で比較してから選びましょう。


コメント