「車の維持費が高い」「ガソリン代も保険料もタイヤ代も上がっている」「できるだけ安全性は落とさずに節約したい」——そう感じている方は多いはずです。
2026年も、車を持つ人にとって維持費の負担は決して軽くありません。ただし、車の維持費は工夫次第で年間数万円変わることがあります。

維持費って結局、どこから見直せばいいんですか?

効果が大きい順に手をつけるのが正解です。特に最初に見直すべきは自動車保険。同じ補償内容でも年間数万円変わることがありますよ。
この記事では、元ディーラー営業の経験をもとに車の維持費を安くする方法を効果が大きい順に解説します。読み終わるころには「今日、何から手をつければいいか」がハッキリするはずです。
結論|維持費を安くするポイントは3つ
車の維持費を安くするポイントは、大きく分けて次の3つです。
- 固定費を見直す(保険・車種・税金・駐車場)
- 変動費を抑える(ガソリン・タイヤ・消耗品)
- メンテナンス費用を最適化する
特に最初に見直したいのが任意保険です。下のボタンから、複数社の保険料をまとめて比較できます。
まずは固定費から見直す。これが維持費を下げる一番効率の良い方法です。
まず車の維持費の内訳を知る
節約の前に、まずは「何にいくらかかっているか」を把握しましょう。下の表が車の維持費の全体像です。
| 費用項目 | 種類 | 年間目安 | 見直しポイント |
|---|---|---|---|
| 自動車税 | 固定費 | 30,500円〜 | 排気量・車種で変わる |
| 自動車保険 | 固定費 | 条件による | 保険会社・補償内容で差が出る |
| 車検 | 固定費 | 年4〜6万円程度 | 依頼先・整備内容で変わる |
| ガソリン代 | 変動費 | 走行距離による | 燃費・運転で変わる |
| メンテナンス | 変動費 | 消耗品による | セルフ作業で工賃節約 |
| タイヤ代 | 変動費 | 車種・サイズによる | 購入先・空気圧で変わる |
| 駐車場代 | 固定費 | 地域による | 地域差が大きい |

こうして見ると、意外といろいろかかってるんですね…

だからこそ「どこを削ると一番効くか」を知ることが大事なんです。毎年続く固定費から見直すのが基本ですよ。
車の維持費全体の金額感は、こちらの記事で詳しく解説しています。👉 車の維持費は年間いくら?元ディーラー営業がリアルな金額を解説
節約①|自動車保険を見直す(効果:★★★)
維持費の中で一番効果が大きいのが、任意保険の見直しです。同じ補償内容でも、保険会社によって保険料が変わることがあります。
こんな人は特に効果が出やすい
- 何年も同じ保険会社のまま
- 代理店型で契約している
- 車両保険を何となく付けている
- 子どもが独立したのに運転者条件が広いまま
- 通勤に使わなくなったのに使用目的が通勤のまま

更新のハガキが来たら、そのまま継続してました…

それが一番もったいないパターンです。毎年条件は変わるので、1年に1回は一括見積もりで比較するのがおすすめですよ。
見直すポイントは6つ
- ネット型保険への切り替え
- 不要な特約の見直し
- 運転者限定・年齢条件の最適化
- 車両保険の必要性を見直す
- 等級の引き継ぎ・セカンドカー割引の活用
- 一括見積もりで比較する
保険の具体的な選び方は、こちらで詳しく解説しています。👉 自動車保険の選び方|元ディーラー営業が教える比較のコツ
節約②|維持費の安い車種を選ぶ(効果:★★★)
維持費を本気で下げたいなら、車種選びも重要です。軽自動車の自動車税は年10,800円。普通車は1.0L超〜1.5L以下でも年30,500円が目安です。
さらに軽自動車はタイヤが安い・車検費用が抑えやすい・燃費が良い傾向というメリットがあります。

維持費を根本から下げたいなら、車種の見直しが一番効きます。「本当にこの大きさの車が必要か」を一度考えてみる価値はありますよ。
| 使い方 | 維持費を抑えやすい選択肢 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通勤・買い物中心 | 軽自動車・コンパクトカー | 高速が多いならターボや普通車も検討 |
| 家族で近距離中心 | スーパーハイト軽・コンパクトミニバン | 軽は高速・坂道で余裕が少ない場合あり |
| 長距離・高速中心 | 燃費の良いハイブリッド車 | 車両価格と燃料代のバランスを見る |
| 年間走行距離が少ない | 車両価格が安い中古車も候補 | 古すぎる車は修理費に注意 |
13年経過に注意
ガソリン車は新車登録から13年経過すると、自動車税や重量税が重くなる場合があります(普通車は約15%・軽自動車は約20%が目安)。古い車に乗り続けるなら、この増税分も計算に入れておきましょう。
軽自動車と普通車、どちらが安いかを総額で比較したい方はこちら。👉 軽自動車と普通車どっちが安い?維持費と総額で徹底比較
節約③|車検の依頼先を見直す(効果:★★☆)
車検の法定費用(自賠責・重量税・印紙代)は、どこで受けても基本的に変わりません。差が出るのは基本料や整備費用です。
| 依頼先 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ディーラー | 安心感がある。予防整備も提案されやすい | 新しい車・保証期間中・長く乗りたい人 |
| 整備工場 | 費用と整備内容のバランスが取りやすい | 信頼できる店がある人 |
| 車検専門店 | スピードと価格重視 | 年式が新しく状態が良い車 |
| カー用品店 | 比較的安く消耗品交換もしやすい | 費用を抑えたい人 |

ディーラーじゃないと不安なんですけど、大丈夫ですか?

新車保証の期間内ならディーラーが安心です。ただ、年数が経った車なら車検専門店でも十分なケースは多いですよ。ただし安全に関わる整備は絶対に削らないでくださいね。
車検をどこで受けるべきか迷ったらこちら。👉 車検はどこに出すべき?ディーラー・民間工場・カー用品店の違い
見積もりの不要整備を見極めたい方はこちら。👉 車検の見積もりは断るべき?不要整備の見極め方
節約④|ガソリン代を抑える(効果:★★☆)
ガソリン代は、日々のちょっとした意識で確実に変わります。ポイントは次の通りです。
- 急加速・急ブレーキを避ける
- 早めにアクセルを離す
- タイヤ空気圧を適正に保つ
- 不要な荷物を積まない
- アイドリングを減らす
特に効果が大きいのは発進時のアクセル操作。最初の5秒で時速20km程度を目安に、やさしく発進するだけでも燃費改善につながります。

タイヤの空気圧は燃費に直結します。月1回チェックするだけで、燃費も安全性も上がりますよ。
空気圧チェックには、手軽に使えるエアゲージが1本あると便利です。
もっと燃費を良くする運転のコツはこちら。👉 燃費を良くする方法|ガソリン代を節約する運転のコツ
節約⑤|消耗品のセルフメンテナンス(効果:★☆☆)
自分でできる消耗品交換は、工賃を節約できます。代表的なのは次の3つです。
- ワイパーゴム交換
- エアコンフィルター交換
- ウォッシャー液補充

私でもできるものですか?

エアコンフィルターはグローブボックス奥にあって、工具なしでできる車種も多いですよ。不安なら無理せずお店に頼んでくださいね。
エアコンフィルターは自分で交換しやすい部品です。交換をサボるとエアコンの臭いや風量低下につながります。
エアコンフィルター交換の手順はこちら。👉 エアコンフィルター交換の時期と費用|自分でできる?
ワイパー交換のサインと注意点はこちら。👉 ワイパー交換の時期と費用|交換サインと自分でやる時の注意点
バッテリー交換は要注意
バッテリー交換も自分でできる作業ですが、アイドリングストップ車・ハイブリッド車・輸入車はバックアップ電源や初期設定が必要なケースがあります。不安な人は無理せず店舗に依頼してください。
節約⑥|タイヤを賢く買う(効果:★★☆)
タイヤは値上げが続いています。横浜ゴムは2026年6月1日に乗用車・バン用の夏タイヤを平均5%値上げし、さらに6月19日には、9月1日から冬タイヤ・オールシーズンタイヤなども平均約5%値上げすると発表しました。
2026年はタイヤが「2段階」で値上がりする年
① 6月:夏タイヤが平均5%値上げ
② 9月:冬タイヤ・オールシーズンタイヤが平均約5%値上げ
交換予定があるなら、値上げ前に動くのが賢い選択です。
タイヤ代を抑えるポイント
- 値上げ前に交換を検討する
- ネット通販と取付サービスを比較する
- 複数店舗で見積もりを取る
- 適正空気圧を保つ
- 定期的にローテーションする
- 極端に安い粗悪品は避ける

タイヤは地面と接する唯一の部品です。安さだけで粗悪品を選ぶのは禁物ですが、信頼できるメーカーを賢く安く買う工夫は十分できますよ。スタッドレスの交換を考えている人は、9月の値上げ前に動くのがおすすめです。
タイヤ交換の時期・溝の見方・費用はこちら。👉 タイヤ交換の時期はいつ?溝の見方・費用・値上げ前に知っておくべきこと
やってはいけない維持費の節約
維持費を下げるときに、やってはいけないこともあります。次の節約は、結果的に高くつきます。
- 車検を通さず乗る(違法)
- 必要な整備を怠る
- 保険の補償(対人・対物)を削りすぎる
- 粗悪な格安タイヤを選ぶ
- オイル交換を極端にサボる
- 警告灯や異音・異臭を放置する

とにかく安くすればいい、ってわけじゃないんですね。

その通りです。特に対人・対物の補償を削るのは厳禁。事故の相手がいる場合、補償不足は人生に大きく影響します。安全に関わる部分を削る節約は、結果的に高くつきますよ。
維持費を根本的に下げる選択肢
維持費を本気で下げたいなら、車そのものの見直しも選択肢です。
- 大きいSUVから軽自動車へ
- 古いミニバンから燃費の良いコンパクトカーへ
- 13年超の車から新しい低燃費車へ
- ほとんど乗らない車を手放してカーシェアへ
- 毎月定額で管理したいならカーリースへ
車は「乗らなくても」お金がかかる
月に数回しか乗らない車でも、税金・保険・車検・駐車場・バッテリーやタイヤの劣化は発生します。乗り換えを考えるなら、まず今の車の買取相場を確認しておきましょう。
今の車の価値を知ると、乗り換えの判断がしやすくなります
カーセンサーnetで無料査定する ▶カーリースが自分に向いているか知りたい方はこちら。👉 カーリース(車のサブスク)は得か損か?仕組み・メリット・デメリットを正直解説
維持費見直しチェックリスト
最後に、今日からできる見直しポイントをチェックリストにまとめました。ひとつずつ確認してみてください。
| チェック項目 | 確認 |
|---|---|
| 保険を一括見積もりで比較したか | ☐ |
| 不要な特約を見直したか | ☐ |
| 運転者限定・年齢条件を見直したか | ☐ |
| 車両保険の必要性を考えたか | ☐ |
| 車検の依頼先を比較したか | ☐ |
| 燃費の良い運転を意識しているか | ☐ |
| タイヤの空気圧を定期チェックしているか | ☐ |
| セルフでできる消耗品交換はないか | ☐ |
| 車種が用途に合っているか | ☐ |
まとめ|維持費は「固定費」から見直すのが正解
効果が大きい順に並べると、次のようになります。
- 自動車保険
- 車種選び
- 車検の依頼先
- ガソリン代
- タイヤ代
- 消耗品のセルフ交換

全部を一気にやる必要はありません。まずは効果の大きい「保険の見直し」から始めてみてください。それだけで年間数万円変わることもありますよ。ただし、安全に関わる部分まで削るのは絶対にやめてくださいね。
まず今日できることは、保険の一括見積もりです。数分の比較で、来年の保険料が変わるかもしれません。


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