車を売るとき、「少しでも高く売りたい」と思うのは当然のことです。この記事を読めば、査定前にやるべきことと避けるべきことが明確にわかります。余計な出費をせずに、正しい準備だけで査定額を最大化できます。
ただ実際には、修理した方がいいのか・洗車は意味があるのか・売るタイミングはいつなのかなど、判断に迷うポイントが多いと思います。
営業として査定をしていた経験から言うと、ちょっとした知識で査定額が変わることは普通にあります。
この記事では、
- 車を高く売るためのポイント
- 査定前にやるべきこと
- 査定の仕組み
を元ディーラー営業の視点で解説します。
小さい傷は無理に修理しなくていい
よくある質問が「傷は直してから売った方がいいですか?」というものです。
結論から言うと、小さい傷は修理しなくても問題ないことが多いです。
例えば爪が引っかかる程度の傷の場合でも、査定減点は1〜2万円程度のことが多いです。しかし板金修理をすると磨き・塗装・色合わせなどの工程が必要になり、数万円以上かかるケースもあります。
そのため、修理費 > 査定減点になるケースが多いです。
ただし、塗装が剥がれて金属が露出している傷は注意が必要です。そのままだとサビの原因になるため、タッチペンなどで補修しておくのがおすすめです。
査定前は洗車しておいた方がいい
洗車は査定額に大きく影響するわけではありません。ただ営業の本音としては、洗車しておいた方が印象は確実に良いです。
理由は、泥汚れがついていると汚れなのか傷なのかの判断をしないといけないからです。査定ではボディをかなり細かく確認するため、汚れていると確認作業が増えます。
また正直なところ、車が明らかに汚れていると「普段あまり大事に扱われていないのかな」と感じることもあります。洗車だけで査定額が上がるわけではありませんが、マイナスを防ぐ効果はあります。
車検ギリギリで売却を考えるのは危険
車検前に売るべきかどうかは、実は査定額にはそこまで大きな影響はありません。車検が残っていれば車検残加点がつきます。逆に車検が切れていればその加点がつかないだけです。
ただし注意したいのは、車検ギリギリで売却を検討するケースです。売却を検討して査定・新車検討・売却交渉などをしている間に車検が切れてしまうことがあります。
車検が切れると公道を走れない・積載車が必要など、買う側の手間が増えます。そのため、あまりにギリギリのタイミングは避けるべきです。
査定額は「年式」と「走行距離」で決まる
査定ではまず基本価格を設定します。基本価格は車種・グレード・年式で決まります。そのため、走行距離が少なくても年式が古いと価格は上がりにくいという特徴があります。
一方で走行距離については、基本価格に対して減点率で計算されます。つまり、新しい車ほど走行距離の影響が大きいということになります。
走行距離の節目は査定が下がりやすい
日本の中古車市場では次の距離が一つの基準になっています。
- 3万km
- 5万km
- 10万km
これを跨ぐと買い手がつく確率が変わるため、査定額が下がる傾向があります。例えば49,000kmと51,000kmでは査定が変わるケースもあります。
売却を考えているなら、次の節目を超える前に動くのが賢明です。例えば走行距離が4万8,000km前後なら、5万kmを超える前に売却を検討する価値があります。
複数査定は必ず比較する
車を高く売る一番のポイントは複数の査定を比較することです。競合が多いほど業者は「価格を上げてでも買いたい」と考えます。
ディーラー下取りだけで売却してしまうのは非常にもったいないケースが多いです。もちろん買い替えの場合は下取りが一番楽なのは事実です。
そのためおすすめは、買取店で査定・一括査定で相場確認をして、価格の基準を作ってから交渉することです。
査定でプラス評価になるポイント
査定でプラス評価になる要素もあります。
- 整備記録簿がある
- ワンオーナー
- 禁煙車
- 内装が綺麗
- 法定点検を受けている
特に整備記録簿は重要です。点検履歴・修理履歴・部品交換などが記録されており、「しっかり整備されてきた車」という証明になります。営業の現場でも、整備履歴が残っている車は査定が少し上がるケースがありました。
まとめ
車を高く売るためのポイントは次の通りです。
- 小さい傷は修理しない
- 査定前は洗車しておく
- 車検ギリギリは避ける
- 年式と距離が査定の基本
- 複数査定を必ず比較する
車は大きな資産です。少しの知識で数万円〜数十万円の差が出ることもあります。売却を考えている場合は、まず相場を確認するところから始めるのがおすすめです。
相場を確認したい方はこちら。
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